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減塩43品・低脂質58品・低カロリー69品 ― 制限があると101品のうち何品が残るか
制限があると、選べるレシピは何品になるのか
塩を控える、脂質を抑える、エネルギーを抑える。食事に制限があるとき、まず気になるのは「作れるものがどれだけ残るか」である。このサイトが載せている101品のレシピを、その観点で数えてみる。
判定は栄養価の計算による。タグで手作業に印を付けたものではなく、1人分あたりの食塩相当量・脂質・エネルギーなどを材料から積み上げて、しきい値で分けている。
制限別に残る品数
| 制限の種類 | 該当する品数 | 101品に占める割合 |
| 低カロリー | 69品 | 68% |
| 低脂質 | 58品 | 57% |
| 糖質制限・低糖質 | 55品 | 54% |
| 糖尿病向け献立 | 50品 | 50% |
| 減塩 | 43品 | 43% |
| 高たんぱく・低脂質 | 20品 | 20% |
| 腎臓病向け(低たんぱく・低カリウム・低リン) | 14品 | 14% |
制限が1つなら、多くの場合は半分前後が残る。低カロリーなら69品、減塩でも43品ある。「食べられるものが無くなる」という状態にはならない。
条件が増えるほど急に減る
減るのは、条件を重ねたときである。高たんぱく・低脂質という2条件で20品、腎臓病向けのように低たんぱく・低カリウム・低リンの3条件になると14品まで落ちる。
101品に対して14品は14%。1週間を組もうとすると、2日に1回は同じものが回ってくる計算になる。制限食が続けにくいと言われるのは、1品ずつ見て足りないからではなく、条件が重なったところで一気に選択肢が減るからである。
減塩が43品にとどまる理由
単独の制限のなかでは、減塩の43品がもっとも少ない。これは味付けの構造による。
このサイトのレシピは101品中59品が和食で、味付けはしょうゆ・みそ・塩を軸にしている。塩分は「味の濃さ」そのものを担っているので、減らすと料理として成立しにくい。エネルギーや脂質は、油の量や部位の選び方で調整できるが、塩分は代わりが効きにくい。
減塩のレシピを増やすには、和食の枠内で塩を減らすより、酸味・香り・だしで味を組み立てる系統に寄せるほうが早い。洋26品・中14品のなかに、その手がかりがある。
特定原材料8品目との関係
アレルギー表示が義務づけられている特定原材料は、えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生の8品目である。このサイトはレシピの材料をこの8品目と照合している。
家庭のレシピで出番が多いのは小麦・卵・乳の3つである。パン・麺・衣・生地に小麦、つなぎと主材料に卵、コクづけに乳が入る。逆にそば・落花生・くるみ・えび・かには、使うレシピが限られるので避けやすい。
避けたい材料が「たまたま入っている」のか「その料理の中心なのか」で、置き換えの難しさは変わる。材料の一覧を先に見ておくと、代わりが利くかどうかを早く判断できる。
材料が少ないほど置き換えやすい
1品あたりの材料の数は中央値6つ。材料が少ないレシピほど、1つを置き換えたときに味の設計が崩れにくい。
包丁だけで作れる10品、電子レンジで作れる17品は、材料も工程も少ない。制限があるときの出発点としては、この区分から探すほうが早い。
探し方の順番
1. 制限を1つに絞って全体を見る。減塩なら43品、低カロリーなら69品。まず残る範囲を把握する。
2. 条件を重ねる前に、置き換えを考える。2条件で20品、3条件で14品まで落ちる。条件を足すより材料を1つ替えるほうが選択肢は広い。
3. 味付けの系統を変える。和食は塩分が入りやすい。洋と中に、酸味と香りで組み立てるものがある。
出典
このサイトが公開している101品のレシピについて、材料から1人分あたりの栄養価を計算し、制限の種類ごとに該当する品数を集計した。特定原材料8品目は食品表示法による。